ひどいアトピーの子供さんの改善秘話

多くの方から、アトピーの質問をいただいております。
 

また、もう少しいいますと、今アトピーといいますのは、症状がたまたま、皮膚に出たというだけで、現代人のほとんどが、アトピーではない、他の病気にかかっているということがいえます。


正直な話、アトピーは、極端に皮膚に現われるという意味では、かわいそうな病気と言えるかもしれませんが、アトピーでない人は、なかなか気づかない所で、ある症状が進行しているかも知れないのでアトピーでない人も、だから大丈夫とは言えないんです。


別に驚かすわけではありませんが、そのくらいの意識を持つことによって、アトピーの人であるなし関係なしに、本物の健康が見えてくると思います。


アトピーの対策をお伝えすることによって、実はアトピー以外の人にもためになる情報をお伝えしていきます!!!



さて、私の昔からの付き合いで知っている方の子供さんに、アトピーでひどかった子がいます。私は先日そのお母さまに聞いた時のことです。
以下、そのお電話の内容をそのまま実況します↓



(藤井)

こんにちは。お久しぶりです。
以前、子供さんがアトピーだったことは、お聞きしましたが、子供さんは、元気ですか?実際にその時の状況を改めて教えていただいていいですか?



(お母さん)
お役に立てるか分からないですが。


私の子供は、小さいときから鮫肌で、粉が吹いていたカサカサお肌だったのですが、3歳になった時、それが一気にひどくなってきたんです。とにかく、かゆくてかゆくて、ポリポリかくのですが、朝になるとシャツが血まみれ状態だったんです。 眉毛の毛も抜け落ち、悲惨な顔でしたね。


そんな感じなので、お風呂につかると痛くて痛くて、泣いてしまうほどでした。お風呂の水は、水道水だからカルキだけは、抜こうとレモン汁や木作液も使いました。


そして、お肌がボロボロだから、綺麗にしようと自然化粧品の保湿クリームで、潤わそうと塗りたくりました。でも、原因は体の内側にあるので、こんなことをしても、焼け石に水なのは、うすうす分かっていました。血まみれ状態で、見てもいられない状態でしたから、覚悟を決めたんです。


「食事や環境を何とかしなきゃって!」ある時、
「アトピーとは、体内に色々な毒素が溜まっていて、その毒素が外に排泄されずに、体内に滞っているものが、肌に出ている状態」って、書いてあったんです。


そういえば、ウンチの出方や色は、そんなにいい方ではないと思っていましたので、ピンときました。ということは、便通や汗の排泄を良くするというのが「ミソだ!」と思ったんです。
簡単にいうと「腸」の働きを良くするってことですよね!


具体的にやったのは、腸の働きを鈍らせる食べ物を極力、取り除いて腸の働きを活性化する食べ物を摂るということを意識したんです。



(藤井)
なるほど。確かに体内毒素が溜まっているから、肌の表面にアトピー症状が出てくるのですよね。便秘とか、汗をかけないというのは、ますます、その症状を悪化させることになりますし、逆に多少、毒素が入ったとしましても、排泄できる力があると通過するだけであまり、体の負担にならなかったりするんですよね。



(お母さん)
そうなんです。「アトピー=腸が元気じゃない」という事みたいですね。だから、腸の働きを良くするために、出来るところから、始めようと思いまして、その手始めが、食事だったんです。

一般的な栄養学をそのままやっても、健康にはなれないと経験的に分かっていたので、東洋の食べ物の陰陽学を参考にしたんです。



(藤井)
陰陽学というと、体を冷やす「陰性」と体を暖める「陽性」のことですよね。



(お母さん)
そうです。うちの子は、体が冷えていて、それがアトピーの原因ではないかと思っていましたので、なんとか体を中庸にしようと思ったんです。すると中庸体質にはどうすればなれるかと調べてみると、やはり「玄米」だったのです。


とは、言いましても、子供は3歳と小さなだけに、いきなり硬い玄米を食べさせることは、さすがにできませんでした。ですのでまず、無農薬玄米を食べやすくする意味でも、5分つき米にして、しかも消化しやすいように柔らかめにしました。五分つき米であれば、見た目、味ともに白米とほぼ変わりませんからね!



(藤井)
と言う事は、家に精米機とかあるのですか?


(お母さん)
はい。やっぱり、あると便利ですしね。でも、私のとっているお米屋さんでも、無農薬玄米を少し削ってくれるので家になくても大丈夫ですがね。



(藤井)
ただ、精米機から出てきた米ぬかは、実は、栄養の宝庫であって、米ぬかを取っておいて、健康食品のように食べても、とてもいいんですよね。



(お母さん)
あっ、それとてもいいと思います。私の家でも〇〇という玄米を粉末状にしたものを食べていますが、玄米の籾殻は、無農薬であれば、本当に栄養といい、陰陽のバランスといい、最高ですよね。



(藤井)
ただ、玄米を粉末状にしたものだけに、子供さんにとっては、初め、食べることは難しくはありませんでしたか?



(お母さん)
最初は、マクドナルドのコーヒーについてくるような細長いティースプーンの小さじ1杯から始めました。最初は、抵抗あっても、だんだん慣れてきましたね。毎日、玄米を食べられない方でも、この粉末にしたものは、絶対いいと思いますね!


あと、体を温めるということについて気をつけたのが、お野菜です。変な肉や甘いもの添加物などは、極力控えたのは、もちろんですが野菜についても、なるべくその季節にとれる旬の野菜を摂るようにして、生で食べるのは控えて、極力火を通しました。




(藤井)
それは、すごい事ですね!
一般的に「野菜は健康にいい」と言われていますけれど、夏野菜は体を冷やし、冬野菜は体を温める作用がありますよね。とくに夏野菜は、水分が多く生で食べるものも多いのですが、これは、夏の暑い時、ほてった体を冷やしてくれる効果がありますが、夏以外に夏野菜を取ると、実は体を冷やすことになり、いくら食べても健康になんかなれるはずないですよね。青汁なんかも、正直言って、ナンセンスですよね!!



(お母さん)
そうなんです。ですので、体を冷やす野菜は極力避け、ひじき、レンコンなどの根菜類やわかめなどの海藻類、そして、味噌汁という質素なものにしました。あっ、あとお茶も色々調べたのですが、ルイボスティーを飲ませました。



(藤井)
精進料理のような感じですね。でも、なんだかんだ言っても、体の中をきれいにお掃除するには、このような食べ物に行き着くのですよね。また、お茶をルイボスティーを選ぶ辺りは、結構渋いですね。基本的にお茶は、体を冷やしますから、私なんかはほとんど飲まないのですが。



(お母さん)
はい。子供がおいしくおいしいと思えるもので、しかも温めるお茶ということで探しましたら、ルイボスティーだったんです。


こんな感じで、子供と家族と協力しながら、この精進料理の生活を1ヶ月続けましたね。今にして思えば、この1ヶ月がポイントだったと思います。実は、この間、体の排泄力が徐々に高まってきた結果、一時的に症状が悪化したんです。今までよりもひどく。


本当にこのままの食事でいいのか?と不安との戦いだったです。でも、信じて続けていった結果、1ヶ月を過ぎたあたりから、だんだんお肌が、きれいになってきたんです。お風呂にも抵抗なく、入れるようになって、あの一時の痛々しさは、だんだんと薄れていきましたね。



(藤井)
確かに。継続できるかできないかで、決まってくるところってありますよね。一時的な改善ではなく、根本から毒素を排泄するためには、ある意味そのような時期は、耐えなくてはいけないですね。それにしても、それからは、スムーズに体質改善されたのですか?



(お母さん)
いえいえ。子供だから油断するとすぐに、甘いものを欲しがるんです。たまに、体や、お肌の調子が悪そうに見えるとき、何とはなしに子供に聞いてみると、実は、おばあちゃんが、孫のかわいさに、少し位ならばいいだろうと思って、アイスやらジュースやら冷たいものや、何か甘いお菓子をあげているなんてことは、しょっちゅうありました。


この時期は、体にいいものを食べても、すぐにいい結果が出ないのに、悪いものを食べると、すぐにその悪影響が、体に現れるという時期なので、この辺りを辛抱できるかどうかっというのが、結構大切だと思いましたね。



(藤井)
家族の意識の統一って、ホント大事ですよね。おばあちゃんも悪気が、ないからしょうがないと言えば、しょうがないのですが、それにしても甘いものへの認識を本当はしなければ、いけないですよね。



(お母さん)
そうですね。あと、甘いものはといえば、果物であれば大丈夫という人もいますが、冷やして食べるものが多く、また、砂糖ではないにしても、果糖といって、やはり体を冷やすものですので、控えました。で、もし、悪いものを食べてしまった時には、特定の健康食品を摂るようにしました。

              


(藤井)
食べ物のほかに気を使っていることは、何かございますか?




(お母さん)
まず、なんといっても、お水ですよね。水道水そのものが、塩素がたくさん入っていて、毒のように汚染されているので、絶対に水道水は飲まずに、浄水器を通したお水を飲みました。




(藤井)

確かに、それは基本中の基本ですよね。きれいなお水を体に取り入れることは、体の毒素を出す上でも大切ですよね。あまりに大量のお水を一気に飲むことは薦めできませんが、喉が渇いた分だけは、入れてあげるのは、とてもいいですよね。




(お母さん)
あと、水も体や腸を冷やさないように、お水はなるべく冷やさず、夏は常温、冬は湯を少し足して、ぬるい状態にして飲んでいました。今、外で飲食すると必ずお水には、氷が入ってくるのが普通になっていますが、これは本当に恐ろしいことだと思います。



体の調子が悪い人は、なにが何でも、冷えた水は避けるべきだと思いますね。



(藤井)

そこまで、徹底するとは凄いですね!




(お母さん)
うちは、アトピーを治すために必死でしたから!!それと飲み水だけでなく、料理をしたりお米を洗うときにも全部浄水にしました。




(藤井)
なるほど。たいてい飲み水に気を使っているばかりで、何気にご存じないのが「食べ物を洗うお水」のことですよね。


水道水で、食べ物を洗ったら、ビタミン、ミネラルは全て破壊されて
しまいますよね。ただ、今の時代、「電子レンジにかけると栄養が
全て破壊される」ってことを知っている人でさえ少ないのに、ましてや
水道水で、栄養が破壊されるということを知っているのはもっと少ない
でしょうね。



(お母さん)
そうですよね。せっかくの無農薬玄米も栄養がなくなっては、もともこうも
ないので、浄水で洗いましたね。



(藤井)
お水は浄水、飲み水は体を冷やさないこと、食べ物も絶対に水道水で洗わないということがポイントということですね!
(ちなみに電子レンジは、絶対にNGです。電磁波で全ての栄養素が壊れます。単に空腹感を埋めるだけの食べ物になってしまいます)



(お母さん)
食事、お水といいましたけど、あと気をつけたポイントは、腸の働きを良くするために、体を冷やさないようにしましたね。体を冷やすと言えば、まず思い当たるのが、エアコンでね。特に、夏場のクーラーには気をつけました。毒素を排泄するのは、便だけではなく、汗もあるからと思ったからです。


特に夏場は、極力エアコンは使わずに、汗をかかせました。この夏場にどれだけ耐えたかが、冬場の体力を決めるような気がしますね。冬は冬で、空気を汚すような石油ファンヒーターは避け、空気も換気を気をつけました。また、空気清浄機を使い、空気を綺麗にするもの心がけました。


特に換気をしさえすれば、部屋の空気は綺麗になったように思うかも知れませんが、今はそれは大間違いだと思います。この日本の環境では、よっぽどの所でない限り、見えない空気には、体に悪い物質がたくさん含まれていると思います。



(藤井)
綺麗な空気、そして体を冷やしすぎないための工夫をするということですね!


(お母さん)
そうですね!もちろん今の寒い季節も、体を冷やさないようにしっかり防寒対策はしなくては、いけないですね!!また、日常生活で何気なく感じる怖い習慣は「氷」です。


今は喫茶店、レストラン、どこの食べ物屋さんへ行っても、ほとんどのお水には氷が入ってきますよね。季節に関係なく、無意識に氷を入れてのみがちですが、これは胃や腸を冷やす上で大敵だと思います。


確かにその時は、おいしく飲みれかもしれませんが、その積み重ねは、とんでもなく恐ろしい低体温体質を造るハメになりますよね。うちでは、夏は常温、冬はお湯を軽く足して飲んでいますよ。



(藤井)
さすがですね!体質改善を決めると、そこまでやって、根本から健康になれるということですよね。〇〇さんの話を聞いていますととにかく、体を温める中性から弱陽性の食べ物を食べ、きれいなお水を空気を食べるというのが、ポイントだということですね!




戻る



Copyright(c) 2003 The Peace Company & Jun Fujii All Rights Reserved.