上の図を見て分るように、犬の脳(猫も同様)は、人間の脳の構造と似ています。また、爬虫類、両生類には大脳、小脳はありませんが、「脳幹」に関しては全ての動物に存在しており、まさに「生きるための脳」です。
脳幹は脳の最下層に位置し、間脳、中脳、橋、延髄が含まれます。呼吸や血液の循環・免疫・発汗による体温調節など、生命の中核的機能を果しています。(特に間脳から分泌される神経ペプチドは、マクロファージやリンパ球、NK細胞など生命に関わる防衛役を活発化させます)
この脳幹の活性度合いによって、神経伝達ひいては、自然治癒力の発生量が決まってくるといっても過言ではありません。
動物も脳幹が存在し、さらにすぐ後ろに頚椎(けいつい)という首の骨があります。脳幹の活性度合いが、頚椎バランスに大きな影響を与える位置関係にあるのが分ります。つまり、脳幹と頚椎は、自然治癒力の発生量(活性度)に密接な関係があったのです。