今や、日本人の平均寿命は80歳を超えています。(これがある特別な人ではなく、「平均」だから驚きです!)今後さらに、この数字は伸びると言われています。しかし、このことが果たして、両手をあげて喜ぶべきことなのかというと、、、実は、微妙なところなのです。
あくまで、医療の発達と生活環境レベルが向上したことによって、寿命が伸びているのであって、全ての人が、元気で快適な健康状態で日常生活を送っているわけではありません。中には、介護が必要であったり、病気を患りながら生活をしている場合も多く見られます。
決して、健康度が向上して、元気な状態を日々送って、死ぬ間際に突然体調が悪くなって、人生を終えるわけではないのです。たいていの方が、日常どこかの不調を抱えながら、不安な状態で過ごしているのが実情ではないでしょうか。「医療の発達と生活レベルの向上」で「寿命が伸びる」ことは可能になりましたが、それが=(イコール)「元気に過ごす」ことまでを可能にしたわけではないのです。
「医療が発達した」と言っても、病院や手術、お薬の役割はあくまで症状そのものを取り除くこと。つまり、マイナスからゼロの状態に戻すことであり、元気で健康な状態にする、つまりゼロからプラスにする役割ではありません。
病院の先生は、どうしたら病気を取り除けるか、症状を抑えることができるかということに関しては熟知しています。しかし、マイナスをゼロにする方法は知っていても、それから先どのようにしたら、日常生活が活力に溢れながら、元気に過ごすことができるのかを知っているわけではありません。
この役割の違いに気付く必要があるのです。以下、現代医学を象徴する「お薬」と今後注目すべき「自然治癒力」による働きかけの違いについて簡単に説明します。
| 長所 | 短所 | 効果の及ぶ範囲 | |
| お薬 | 短期的に痛みを軽減できる。一時的に栄養を補給して、その場の症状が和らぐ。 | 一時的な効果であり、再発や副作用の心配がある。病気や症状はなくなっても、元気・活力を与えるものではない。 | マイナスの状態からゼロに戻す。(表面的には病気でも元気でもない状態。「リセット」するイメージ) |
| 自然治癒力 | 根本からの改善。活力がみなぎるエネルギーを与えてくれる。 | 日常から活性化するための習慣を作るのが難しい。対症療法の情報過多になっているため、その方法を知らない。 | マイナスからプラスに転じるまで。(病気の予防、回復力、活力の発生) |
現代医療に関しては、新薬や手術技術面など飛躍的な進歩があると言われています。が、本当に見つめなければならなのは、自分の体の外側の環境を整えることではなく、自分の内側に備わっている「自然治癒力」を高め、お薬などに頼らない、本質的に元気な状態を作ることが大切なのではないでしょうか?
幸い、自然治癒力は病気の人でも健康な人でも、悪いことは絶対にありません。自然治癒力が日頃から活性化していれば、そもそも病気にかかりにくいものです。仮に病気になってもすぐに回復します。
現在、医療先進国と言われている西欧の西洋医学は、病気そのものに焦点を当てる「対症療法」と呼ばれています。それに対して、「原因療法」とも「根本療法」とも呼ばれる東洋医学的価値観が存在しています。自然治癒力を引き出す方法は、後者の東洋医学に属し、多くのヒントがあります。以下では、両者の違いを比較してみます。
| 対症療法(西洋医学) | 原因療法(東洋医学) | |
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原因 |
全ての病気の原因は自然治癒力の活性度低下(神経や血液の流れの停滞)
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| 数限りない病気や症状に応じて多数の治療法あり | 治療方法 | 緊急に対症療法を行なう必要がある場合を除き、自然治癒力の停滞を解消することのみを行なう療法 |
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特長 |
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痛みや症状が悪化している部分に直接対処する治療法のこと。緊急時やおける一時的対策として大切な処置です。
(例)ただし、時間的に余裕があり慢性的な症状に対しては、一律に症状を目的として対処することには、疑問を感じる人が少なくありません。なぜかといいますと、ほとんどの場合、症状のもっと奥には、それを引き起こす根本原因が、内在しているからです。他にもいくつか例をあげますと…
咳中枢性鎮咳剤によって、せき中枢を麻痺させ、せき反射をストップさせることは、下記のような一連の自然治癒力の緻密な働きを全て抑え、ウイルスを体内に留め再発の可能性を残してしまいます。
例) 口から異物(ウイルスなど) が体内に侵入すると、、、頭痛、だるさ、関節の痛みなども、生体にとっては、何か異常サインを訴えかけるため、自らの体が自発的に起している症状です。動きたくないほどの症状は、体に安静休養を求めている証拠と言えるでしょう。
自然治癒力による症状発現と言う手段を使い、一生懸命に健康回復、維持に努めている機能が、動物には本能的に備わっています。そのサインを無視し、体の表面にあらわれる症状を「忙しいから」とか「早く楽になりたい」という理由で、それを一時的に回避させる対症療法は、いくつかの問題点を含んでいることも確かです。